世界の“驚異”を探しに
約2,000年前、古代ギリシャの歴史家ヘロドトスとキュレネの学者カリマコスによって選ばれた「世界の七不思議」。
そのうち現存するのは、たったひとつ —— エジプトの「ギザの大ピラミッド」だけです。
今もそびえ立つこの遺跡は、世界の七不思議を巡る旅の中でも、まさに必見の存在といえるでしょう。
しかしここから先、「世界の不思議」と呼ばれるものをどう定義し、どのように旅のルートを組むかは少々複雑です。
新・世界七不思議の登場
世界中で議論とインターネット投票が行われた結果、約20年前に「新・世界七不思議」のリストが発表されました。
以下はその代表的なリストです(一部ではギザの大ピラミッドを加えて8つとする場合もあります)。
- 万里の長城(中国)
- ペトラ遺跡(ヨルダン)
- チチェン・イッツァ(メキシコ)
- キリスト像(ブラジル)
- タージ・マハル(インド)
- マチュ・ピチュ(ペルー)
- コロッセオ(イタリア)
- ギザの大ピラミッド(エジプト)*
共通しているのは、すべて人類がつくりあげた建造物であるという点です。
自然がつくりだした“七不思議”も存在する
人の手によらない、自然が生み出した「世界七不思議」も同様に評価されるべきだという声があります。
また、7つのうち6つは宇宙からも確認できるため、MOVAグローブ「EARTH WITH CLOUDS(雲のある地球)」との相性も抜群です。
- エベレスト山(ネパール)
- グレートバリアリーフ(オーストラリア)
- ビクトリア滝(ザンビア・ジンバブエ)
- リオデジャネイロ湾(ブラジル)
- オーロラ(北極圏)
- グランドキャニオン(アメリカ)
- パリクティン火山(メキシコ)
旅に出よう —— “不思議”を巡る壮大な旅へ
「新・世界七不思議」を一度に巡るパッケージツアーも登場し、航空券や現地ガイド付きで1ヶ月程度かけて回る旅が人気です。
世界一周航空券(RTW)や、七不思議クルーズなども登場し、旅行の選択肢が広がっています。
自宅で楽しむ“小さな世界一周”
グローバルな旅が難しい場合は、MOVAグローブで宇宙からの視点を楽しむのもおすすめ。
- オーロラ:ISSから撮影された幻想的な光のカーテン
- リオデジャネイロ湾:夜間や「Earth at Night」モデルで特に美しい
- ビクトリア滝:宇宙からも白い線のように見える大瀑布
一方、「万里の長城」は宇宙から見えるという説は誤解であることが明らかになっています。
最古と最新 —— 時を超える“2つの不思議”
ギザの大ピラミッド(紀元前2550〜2490年)と、パリクティン火山(1943年〜)。
これらは不思議の中でも“最古”と“最新”として、まったく異なる時間軸の驚異を体現しています。
不思議を感じる方法に“正解”はない
現地を訪れるも良し、写真で楽しむも良し、MOVAグローブで宇宙からの視点を味わうも良し。
大切なのは、自分のペースで“世界の不思議”に触れること。
あなたの旅路が、驚きと感動に満ちたものとなりますように。